スコッチにしてもバーボンにしても、ウィスキーには熟成期間が必要です。蒸留したばかりのスピリッツは無色透明で、60度近いアルコール分が含まれています。これを飲んでもぴりぴりと舌を刺すだけで美味しくもなんともありません。樽熟成がまろやかさ、香り、旨みを与えるからです。
それなので、蒸留が終わるとウィスキーは樽に詰められて、冷涼な倉庫に保管されます。この倉庫に入ると、熟成中の樽からウィスキーの成分が揮発し、何ともいえない香りがします。お酒に弱い人はこの倉庫に入るだけで酔ってしまうほどです。これほど揮発が進むため、樽内部のウィスキーも徐々に減っていきます。この減った分をエンジェルス・シェア(天使の分け前)と呼んでいます。
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